“田舎で見つけた自分らしい暮らし”
久井 美邦さん(ひさい みほ)さん
久井 紫貴ちゃん(ひさい むらさき)ちゃん

●佐用町に来たきっかけは?
陽太さん:初めて宿泊させていただいたのが天文台でして、そこで星の綺麗さに心を打たれました。あと色んなまちに行きましたが、ほかのまちと比べて触れ合う人がすごく接しやすくて、優しい雰囲気が漂っていたので、そこからどんどん好きになっていきました。
美邦さん:最初移住する選択肢には入っていませんでしたが、ツテがあって来させてもらった時に思い描いていたところはここかもしれないと思うぐらい、人もすごくよかったですし、自然も言うことなしですごく気に入りました。
●現在の仕事内容について教えてください。
陽太さん:私は絵を描いています。まだアトリエは完成していませんが、ゆったりとした空間で絵を構成したり、壁画の下絵を家で考えて全国でイベントを行ったり、現場に入って作業するようなことをさせていただいています。あとは地域に馴染むために佐用町でなにかできる仕事がないかなと考えています。
美邦さん:私はリモートワークで働いていまして、フィットネス関係の運営のお仕事をさせていただいています。
●以前の生活と比べてよかったことは?
陽太さん:自然に囲まれて生きるというような自覚ができるところです。以前は大阪市内の町中に住んでいましたので、空も狭くて、ただ娯楽はたくさんあるようなところでしたが、ここに身を置くことによって、星のきれいさや花の儚さ、美しさというのを再確認できたところがすごく気に入っています。
●佐用の自然の良いところは?
夜空が暗く、美しい星空が観察できます。私自身は星空を見るのが大好きというほどではないのですが、佐用町の星空の美しさに感動することがあります。天井に星空が散らばっているというよりも、宇宙の中に地球が浮かんでいるように感じたこともあります。
また、真夜中にしし座が見れるようになると、「ああ、春が近くなったな」というように、季節の移り変わりを星座から感じることもできます。
↑久井さんとパートナーの作品(共同制作)
●不便に感じたところは?
美邦さん:徒歩1分以内にスーパーがある感じだったので、その環境に比べると少し時間がかかりますが、15分圏内でスーパーや佐用ICもいけるので、不便さは想定していた範囲かな、思っていたより不便だなということはなく、快適に過ごしています。
●実際こういう自然があるところに引っ越してみて、お子さんの様子で何か変化したことは?
美邦さん:YouTubeとかをみる時間がすごく減りました。花を見つけたり石を触ったりだとか、そういう自然に触れて楽しそうに過ごしている時間が増えたので良かったなと思っています。
●家の簡単な紹介、今後のリフォームの展望を教えてください
美邦さん:全くリフォームができていない状態ですが、母屋の方は5室和室が続いていますので、そちらを全てフローリングにして天井を吹き抜けにするつもりです。寒さもあるかと思うんですけど・・・。あとは倉庫と蔵と離れがあるんですけれども、倉庫の方を改修して、夫のアトリエ用のスペースにしようかなと思っております。そのほかは随時自分たちの好きなように変えていきたいなと思っています。
●リフォームをしたらどんなことをしたいですか
陽太さん:友人をたくさん呼んでうちの家の良さをみてもらいたいですね。
美邦さん:大切にしているピアノがありますので、そのピアノを置いて音楽を聴いたりしたいですね。あとヨガが好きでやっていましたので、家の中でヨガマットを敷いてヨガをしたいなと思っています。
●トランシーバーでの町内の案内、宿泊サービスを使って物件見学をしてみた感想を教えてください
美邦さん:トランシーバーで一緒に車を走らせながらオンタイムでまちの紹介や案内していただいたので、とてもわかりやすくて良かったです。また、大阪市内に住んでいたので、普通でしたら何件も日帰りで内覧するのは大変だと思うんですけど、宿泊の制度を利用させていただいたことで、まとまった期間でいろんな家を見学できたのがとてもありがたかったです。そのほかにも先輩移住者の方の家に行かせていただいて、改修している姿を見てとても勉強になりましたし、ここまでできるんだという希望を見せていただきました。
●移住希望者のみなさんへ
陽太さん:移住って本当に大きい決断だと思うんです。けれども、そこに地に足をつけるというような覚悟があればやっていけると思います。迷うことがあれば、佐用町に訪れて1度ここの魅力を知っていただけたらなと思います。