佐用の史跡文化財 千手観音坐像と高蔵寺のシイ林
千手観音坐像と高蔵寺のシイ林(下本郷)

三日月地域、下本郷地区にある済露山(さいろさん)高蔵寺は、奈良時代の有名な僧・行基によってひらかれたと伝えられる、町内で最も古い寺の一つです。
何度か戦火に見舞われながらも、江戸時代には数多くの堂塔が並ぶ、とても大きなお寺であったとされます。今でもこの寺には、仁可上人と竜神にまつわる話が伝わる池のほか、江戸時代に三日月を領した三日月藩・森家の御霊屋(みたまや)、藩主快温(はやあつ)や家臣団の墓などがあります。
さて、この寺の本尊である千手観音は、行基が千日で彫上して安置したものと伝えられています。
像は、けやきの寄木造で高さ175.5センチ、頭上面は21面と例のない構成を持つ珍しいものです。製作は室町時代ころと考えられています。
また、寺の後ろにはツブラジイというシイの木の林があります。生育分布上、千種川の北限にあたり、指標林ともいえる貴重なものです。
三日月地域の伝説と歴史に彩られ、豊かな自然に囲まれた高蔵寺には、このような貴重な文化財も残されています。
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千手観音坐像と高蔵寺のシイ林
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