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佐用の史跡文化財 大船のケヤキと宝篋印塔

大船のケヤキと宝篋印塔(大船)


 大船集落にある八幡神社境内に、ケヤキの大木が生育しています。ケヤキは社寺建築や盆、うす、漆器などの用材として使われ、街路樹や防風、防火の屋敷林としても植えられる日本の代表的な広葉樹です。この大木は、樹高24メートル、幹回り6.3メートル、推定樹齢は500年で、昭和61年に県の天然記念物に指定されました。
 しかし、徐々に樹勢に衰えがみられるようになり、平成17年度に枯枝の切除や踏み固められた根元の土壌改良などの保存治療が行われました。今では樹勢も取り戻し、参道の石段を押し上げる力強い根は、訪れる人に神秘的な生命力を感じさせます。
 この大木の脇道を少し進むと、安養山大船寺があります。美作東部の地誌『東作誌』によると、かつて下石井には、護国寺、安宗寺、大船寺があったと記述があり、現在、大船寺のみが10分の1の規模で残っています。この境内の墓地に宝篋印塔があり、昭和63年に町指定文化財に指定されました。この石塔は高さ108センチと小ぶりですが、完存して姿形がよく、笠の隅飾り突起が播州には少ない様式で、室町時代初期の作と思われます。
 寺社にはこうした文化財が残されていることが多く、地域の自然風土、歴史を物語る文化財として大切にしたいものです。

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大船のケヤキと宝篋印塔

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