佐用の史跡文化財 桑野・八幡神社と久崎・大避神社のコヤスノキ
桑野・八幡神社と久崎・大避神社のコヤスノキ(桑野・久崎)

桑野にある八幡神社と、久崎にある大避(おおざけ)神社の境内には、春に黄色い花をつけ、秋に赤い小さな実をつける木があります。
これは「コヤスノキ」というトベラ科の常緑低木で、その分布はここ西播磨と岡山県南東部という狭い範囲にのみ見られるとても珍しい木です。
コヤスノキは「子安の木」の意味とされ、根元から切っても新しい芽を出すのでこの名が付いたとか、安産のおまじないとして使われたなどとも言われています。
今のように、この木が広く知られるようになったのは明治以降と比較的新しく、江戸時代には博物誌「草木図説」などに載っていたようですが自生地などは不明であったようで、明治になって香島村篠首(現たつの市新宮町)の博物学者である大上宇市氏によって1899(明治32)年ごろに標本採取され、それを元に植物学者の牧野富太郎氏が研究し、1900(明治33)年に新種として学会に発表されてからのようです。
現在コヤスノキは西播磨地域では上郡町岩木の大避神社、相生市矢野町の磐座(いわくら)神社の社叢(しゃそう)にあるものが県指定の天然記念物となっており、町内の上記2か所にある叢林(そうりん)も植物分布学上貴重であることから、桑野の八幡神社は昭和61年に、久崎の大避神社は昭和62年にそれぞれ県指定天然記念物になっています。
地図
桑野・八幡神社と久崎・大避神社のコヤスノキ
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