佐用の史跡文化財 上上月五輪塔
上上月五輪塔(上上月)

五輪塔というものは町内でも所々で見かけるものですが供養塔や墓石として古く平安時代ごろから使用されはじめたものと言われています。
今回ご紹介するこの五輪塔は、上上月にある上月八幡神社から東側に下ったところの平地に建っているものです。高さは123.4センチ、石材は花崗岩で造られ、各輪(五輪塔を構成する各部位で、下より地・水・火・風・空を意味するとされる)には大きく梵(ぼん)字が刻まれています。全体的に室町時代のものらしい、やや縦長ながらどっしりとした形が特徴的な塔といえます。
ところで、この塔はもともとこの場所に建てられていたかどうかは定かではなく、別な場所から移された、また、この場所には昔お寺があってそれに関係するものか、などの話もあります。この付近は発掘調査した際に墓と思われる遺跡がみつかり、またこの五輪塔が神社の車道工事によって移されたとき下からは中世ごろの甕(かめ)が見つかっていることから(この塔のものかは、はっきりしていません)、昔は墓地であったのかもしれません。
いずれにしろ、この五輪塔は町内でも数少ない室町初期ごろの作で保存状態も良好なことから、貴重な文化財としての価値をもつものとして昭和63年に町指定の建造物となりました。
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上上月五輪塔
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