佐用の史跡文化財 旧三日月藩郭内之図絵馬
旧三日月藩郭内之図絵馬(乃井野)

この絵馬は、乃井野にある三目月藩主森氏累代(るいだい)の先祖を祀る列祖(れっそ)神社拝殿(はいでん)に掲げてあったものです。
絵図には、「旧三目月藩」と明記され、描かれた建物のなかに、神社の拝殿(町史によると明治14年9月に建立)などがあることから、明治初年から14年の神社拝殿建立後のころに描かれて、奉納されたものと考えられています。
作者は不明で、大きさは縦98センチ・横1メートル24センチ、彩色に使われた絵具は、水彩絵具の可能性が高いようです。
水彩絵具は、明治初期から絵図や設計図に使われたといい、絵図には下張として明治初期の刊行本の一部も残っていました。
なお、昭和41年ごろ模写した絵図が町に保管されていますが、三日月町史第三巻近世編のあとがきには、原図写真と思われるものと照合して模写したと記されており、絵馬となった絵図の原図があったことがうかがえますが、写真のみで原図の所在は現在不明です。
絵図の町割描写については、現在の町並みと比べてもよく対応しており、描かれている陣屋や三方里山などの位置も、現在のようすとおおむね一致しています。
現在、町内にある三日月藩乃井野陣屋跡に関する絵図としては唯一※のものであり、町の歴史を知る上で貴重な資料であることから、平成17年に町指定の歴史資料となりました。
※「旧三日月藩郭内之図絵馬」以外にも、東北大学附属図書館所蔵の「三日月城市図」がある。
地図
旧三日月藩郭内之図絵馬
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