佐用の史跡文化財 大イトザクラと播磨一本堂
大イトザクラと播磨一本堂(漆野)

春3月、四季のうちでも新しい息吹を感じさせてくれる季節です。春を代表する、日本人にもっとも親しまれている植物といえば桜です。
今回は、漆野にある光福寺の大イトザクラをご紹介しましょう。
このイトザクラは、別名“シダレザクラ”とも呼ばれ、光福寺境内から長い枝を土塀の外まで伸ばし垂れていいます。樹高は13メートル、地上1.5メートルでの幹回りは2.6メートルあり、推定樹齢は300年といわれています。
もともとは、エドヒガンの栽培品種で野生種はありません。このイトザクラも植栽されたものですが、県内でも珍しい老大木であり、昭和59年3月28日に、県指定天然記念物となりました。
毎年、花の咲くころになると多くの観光客も見物に訪れています。
さて、この光福寺の本堂は、一本のケヤキから柱材を得て建てられたと言われ、播磨一本堂とも称されています。建築は元禄9年(一六九六)であり、多少の改造はあるものの、当初の形態を良くとどめていることから、平成5年6月23日に町指定建造物となりました。この本堂とサクラ、共に約三百年を経て現代に受け継がれています。本堂の新築記念にサクラを植えたのかも知れません。
なお、近年枝が枯れるなど、弱ってきたサクラの樹勢を回復するため、昨年から治療を行なっています。原因はいろいろ考えられますが、人間の行為の影響が大きいようです。
サクラが回復し、満開の花を楽しませてくれる日を期待しましょう。
地図
大イトザクラと播磨一本堂
情報発信元
アンケート
より良いウェブサイトにするため、ぜひご協力ください。