「佐用町食育推進計画」
佐用町では、少子・高齢化社会が急激に進展するとともに人口減少社会が現実のものとなっています。また、近年のライフスタイルの変化に伴う、朝食の欠食、不規則な食事や食の偏り、食生活の乱れによる生活習慣病や肥満の増加など健康問題も見受けられるようになりました。
　さらに、住民の農産物の消費量の低迷、獣害による農産物への被害増大などの影響を受け、農業生産量は減少し地産地消も課題となっています。そして、親から子・孫に受け継がれていた伝統料理や郷土料理なども継承されにくくなっています。美しい水そして郷土文化に囲まれた生活空間で佐用町の特性を活かし子どもや高齢者をはじめ、町民が安心して健やかに暮らせることのできる健康な町の形成をめざしています。そのために家庭はもとより、保育園、学校、地域、農業生産者など食にかかわるあらゆる関係機関・団体等が連携し、生涯にわたって健康な心身と人間性を育むための計画を策定しました。