地籍調査とは、国土調査法に基づいて実施されるもので一筆ごとの土地について、所有者、地番及び地目の調査、境界及び地積に関する測量を行い、正確な地図(地籍図)及び台帳(地籍簿)を作成するものです。この成果に基づいて法務局の登記事項が改められ、その後の土地に関するあらゆる施策に利活用されます。
「一筆」・・・土地の所有権等の公示をするために、人為的にわけた区画。登記所では一筆ごとに登記が　　　
　　　　　　　なされ、土地取引の単位となっています。
「地籍」・・・土地の一筆ごとの特徴(地番・地目・面積・所有者・権利関係)を記録したもので、いわ
　　　　　　　ば「土地に関する戸籍」のことです。
「地籍図」・・・土地の境界及び地番等を記載した地図で一般に公図と略称され、地籍調査の行われてい
　　　　　　　　ない公図とは違い、高精度なものです。
「地籍簿」・・・土地の所在、地番、地目、地積、所有者住所及び氏名等を記載した簿冊です。