2019年 年頭のごあいさつ
2019年 年頭のごあいさつ
明けましておめでとうございます。皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
今年は平成の時代が終わり、新たな元号をもって新しい時代が始まる歴史的な節目の年であります。昭和が終わり、平成がスタートしたのがついこの前のように感じられます。いつの間にか30年という歴史を重ね、この間に社会は大きく変わりました。
本町での大きな出来事は、佐用郡4町の合併によって新しい佐用町が誕生し、平成21年の大水害によって多くの尊い人命を失うなど、つらい、悲しい経験をしたことではないかと思います。少子高齢化も進み、長年親しんだ学校や保育園を、統合した地域もあります。一方、安心して子育てができるよう、学校や保育園、文化センター、図書館、温水プールなど、教育文化・スポーツ施設の着実な整備を進めてまいりました。また、日常生活に欠かすことのできない道路や河川、上下水道や社会インフラの整備、安全で安心な生活を支えるための情報通信施設の整備もこの30年で大きく進みました。しかし、これらは一年一年の積み重ねによって築き上げられてきたものであり、町民一人ひとりの努力のたまものです。
新しい時代を迎えるにあたっても、まちづくりに休みはありません。次の30年を考えたとき、急激な人口の減少で、明るい未来を描くことは容易ではありませんが、明治・大正・昭和・平成と続く歴史を振り返ると、悲惨な戦争に耐え、今では想像もできないほどの貧しさを乗り越えてきた歴史があります。今日の豊かな日本を築かれた先人のたゆまぬ努力に改めて思いをはせ、次の世代のために町民の力を結集し、人口は少なくとも、一人ひとりの幸福度の高い、真の豊かさや幸せを実現できるまちづくりに懸命に取り組んでいかなければなりません。
最後になりましたが、本年も変わらず温かいご支援をお願い申し上げるとともに、町民の皆様にとって、健康で、平穏で、実り多い良い年になりますようご祈念申し上げまして年頭のあいさつといたします。
2019年1月 佐用町長 庵 逧 典 章
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