定住者の声

“ご夫婦と元気なお子様、そして、愛犬2匹と佐用町に移り住む”

橋本 万起子さん(明石市出身)
1年在住

 2016年の3月の春休みに佐用町に移住してきた橋本家の皆さん。大きな庭付の一軒家に、ご夫婦と3人の元気なお子様、そして、愛犬2匹と住んでいる。佐用町に移り住むことを考え始めたのは2015年の夏の頃、近くの別荘に遊びに来たことがきっかけだった。もともと自然豊かな場所で子育てをしたいという気持ちがあったご夫婦。佐用町の自然環境に心が動かされた。移住を決める前には佐用町定住・観光促進のための滞在型体験事業「佐用にきてーな♡」というツアーに参加した。このツアーは佐用町に定住することを考えている方や、観光振興のために佐用町商工会とその青年部の有志が企画しているもので、空家物件の見学やジャム作りなどの体験、観光地をまわることができるツアーだった。この中で、体験した子育てに適した自然環境が何より気に入った。その後、インターネットで紹介されていた一軒家の物件が運よく購入でき、構想から7カ月という短い期間で移住し、新学期の始まる前には佐用町での新生活を始めることができた。
 移住したばかりの頃は、コンビニもスーパーも近くにないということもあり「何も無い場所だ」と不安に思うこともあった。ただ、今はそれ以上に身近にある豊かな自然に囲まれた生活に幸せを感じている。住まいの近くで、野菜も育て始め、えんどうまめやレタス、キャベツを栽培している。子供たちが自然の中で知恵が培われていくことがわかるのが嬉しい。

 学校では子供たちが大好きなバスケットボールチームの練習にも通うことができ、いじめもないので充実した学校生活を送れているよう。家族同然で住んでいる愛犬も、のびのび暮らしている。以前、都会に住んでいた頃は人通りのない時間帯に散歩にでかけるなど、周りへの配慮が必要だったので、ペットにもストレスを感じさせていたのではと今になって思い返すことがある。
 佐用町に移り住んで良かったことは、町の人がとても良い人が多いことと、子育てにも恵まれた環境であること。「庭で犬と遊べるのが楽しい」と話す長女の真羽ちゃん。家族と愛犬2匹が和気あいあいと過ごす生活は、笑い声が絶えない。